▼白髪とストレスとの関係性▼
白髪の原因として
挙げられる要因が大きく3つ
1遺伝
2老化
3ストレス
と言われています。
どれもなかなか自分でコントロールできるものはありません。白髪の遺伝子を減らすということは今の医療ではまだ聞いたことがありません。
そして歳を重ねていくもので減らすことはもちろん止めることもできません。
しかし、この中で唯一減らすことができるもの、それがストレスです。
というわけで白髪とストレスの関係性について少し考えてみたいと思います。
まずストレスによって本当に白髪になるのか?
よく聞く質問ですが
答えはイエスです。
その理由を書く前に
まずは白髪のメカニズムを。
実は毛根で髪の毛が作られた瞬間は全て白髪なのです。元々髪は黒いわけではありません。毛根で作られた白い髪。そこに瞬時にメラノサイトという色素細胞が黒い色素を作り生えてきた時には黒い髪になっているという仕組み。その色をつけるメラノサイトという工場が減ったり休んだり壊れることで黒い色素をつけることができなくなり白いままの状態で生えてくるものが白髪ということになります。
その工場がうまく働かなる理由
これが最初に挙げた3つの白髪の原因となります。その中でのストレスですがほとんどの方が多少なりとも日々の生活において抱えていると思われますがそのストレスも大きく分けて3つあると言われています。
それがこちらです。
1物理的ストレス
2科学的ストレス
3心理的ストレス
皆さんがよくストレスと捉えているのは3の心理的ストレスのことかだと思いますので1と2については簡単に説明します。
1の物理的ストレスの点で白髪に大きく関係性があるのは紫外線。紫外線を頭皮が浴びることで活性酸素の発生量が増え
分解する力が追いつかない箇所から白髪が出始めると言われています。これが生え際や分け目から白髪が多くなっていく理由と言われています。
2の化学的ストレスで気になるのは皆さんがされているカラーリングと言われています。
えっカラーリングしたら白髪増えるの?と気なる方も多いと思いますが実はそうなのです。カラーリングをすることで紫外線と同じで活性酸素が増えると言われています。もちろんカラーリングには白髪染めも含まれます。
白髪が嫌で白髪染めをすることがまた白髪が増える原因となる。
これを聞くともう白髪染めやめようかな、と思う方もいらっしゃるかもしれませんがリベラルではしっかりと対策の準備しておりますのでお気軽にご相談ください!
そして
3の心理的ストレス
なぜこれが白髪の原因となるのか?
私たちの体はストレスを受けることで血管が収縮し血行が悪くなることで血液や栄養が足りなくなり白髪の原因になっていきます。そしてストレスは自律神経のバランスを崩しホルモンバランス不安定になり体の機能が低下することで、先述した色素を作る工場であるメラノサイトが減ったり休んだり壊れたりすることで白髪になっていく、というメカニズムです。
ということで
ストレスは白髪の原因となり
白髪と関係性が深いです。
ですが実際のところ
気になる白髪の原因がストレスによるものなのか遺伝によるものなのか、老化によるものなのかなかなか判別することはできません。
ただ、最近の研究で一説によるとストレスが原因による白髪はこめかみ辺りに出ることが多いとも言われているそうです。
なぜこめかみなのか?関係性はきちんとあります。こめかみには神経細胞が通っており、脳からの指令を体に伝えたり逆に身体からの情報を脳に伝えたりしています。ストレスによる神経細胞の機能低下によって周辺の毛髪細胞に十分な栄養や酸素が行き渡らないことでこめかみ周辺の白髪が増えるとのことです。
そのため、こめかみに白髪が出始めると少しストレスが溜まってきているのかもしれませんので要注意です。ストレスが溜まっている兆候としてはこめかみ辺りに疲れを感じたり痛くなったりすることなどがあるようです。
白髪とストレスの関係性を書いてきましたが
ではどう対策すればいいのでしょう?
答えはシンプルです。
食事、睡眠、運動の3つが重要です。
まずは食事。
食事はバランスの良い食事をとるという基本的なこととなります。その中でも髪の大元を作るタンパク質。そして抗酸化作用の強いビタミンCやビタミンE。成長を促進するビタミンB群。ビタミンはタンパク質代謝を助けホルモンバランスを助ける役割も果たします。
そしてヨード。海藻類やイワシやサバなどの青魚に多く含まれています。そのヨードは細胞の成長を助け新陳代謝を促進します。さらにメラノサイトの働きを助ける役割を果たします。
チロシン。チロシンはメラニン色素を作るもとになる成分のひとつです。これらはチーズなどの乳製品に多く含まれます。バナナやアボカドなどの果物、アーモンドや大豆製品、カツオやマグロ、ちりめんじゃこなどの魚介類にも含まれています。これら栄養素をバランスよく摂取することでストレスに負けない髪を作る土台となるようです。
2つ目に睡眠。
睡眠時間もそうですが大事なのは睡眠の質と就寝時間とも言われています。成長ホルモンの分泌が減ることは白髪の原因の一つと考えられています。成長ホルモンは入眠から3時間程度の深い眠りの時に最も多く分泌されます。入眠時から熟睡して成長ホルモンを促すことは白髪の予防や改善に役立ちます。髪は22時~翌2時頃が最も成長する時間です。睡眠不足や夜更かしなどで睡眠が不足すると髪の毛の成長の邪魔をしてしまいます。
最後に運動。
適度な運動をしている人はヒト成長ホルモンの分泌が活発だと言われています。睡眠中に分泌されることの多い成長ホルモンですが実は運動の時にも作られてます。また血行を促進させて新陳代謝を活発にするこというのも運動の大きなメリットです。食事、睡眠、運動これら3つを気をつけることでストレスに負けない体を作る。
これらが分かっていても全てを気をつけることというのは、現代社会において少し難しいかもしれません。ですがこれを機に少しでも3つのバランスを意識することで、ストレスによる白髪は減らせます。まずはできることから少しずつしてみてもいいかもですね。
最後に余談ですが
とても大きなストレスやショックを受けた時髪が一晩で白髪になるという話は本当なのか。聞いたことはありませんか?
有名な話だと中世ヨーロッパの王妃マリー・アントワネットが死刑の宣告を受けたときにショックのあまり美しいブロンドが一気に白髪になってしまった、というのがあります。
が、実際のところこれらは迷信であり心理的な描写を大げさにしているだけで実際には1晩で髪が真っ白になってしまうことはありません。実は髪は死滅細胞で毛根は生きていますが生えてきた髪自体はすでに死んでいます。死んでいますというとびっくりするかもしれませんが実際美容室で髪をカットしても痛くないですよね?
これは髪が死滅細胞のためです。
爪なども原理は同じものです。
もし髪の細胞が生きていたらおそらく美容室でのカットは毎回全身麻酔しながらの大手術となっていたかもしれませんね(笑)
細胞が死んでいるということはすでに生えている黒い髪が自然と色が抜けて白くなる。とうことはあり得ないとうことになります。ブリーチやカラー剤などを使い色素を抜いたり日焼けにより髪が明るくなったり外的要因によりすで生えている黒髪の色素が薄くなることはありますがストレスという内的要因によりすでに生えて伸びている髪の色素が抜けて白くなるということはこういう理由により考えられないということになります。
稀に1本の髪の毛で黒い部分と白い部分が黒白黒白と交互になっている場合があります。ただこれはストレスによりすでに生えていた髪の色素が抜けてしまったわけではなく生えるタイミングに受けていたストレスが白い部分を作りストレスを感じていなかったタイミングで生える髪が黒い部分を作る。それがたまたま交互に来たことでできた状態だと考えられます。
ストレスは白髪と関係性が深い。とはいえどれくらいのストレスを感じれば白髪になるか?もちろん個人差もあるでしょうし、まだまだ分からないところも多いのが実情です。
出来るだけストレスとうまく付き合いながら白髪対策できるといいですね。
以上、白髪とストレスの関係性にまつわるお話でした!
もしこのブログを読んでみて実際に白髪染めの施術を受けてみたい、とかもっとストレス対策でできることはないか、など気になった方はぜひお気軽にご相談ください。